二郎系店舗に初めて足を踏み入れる客にとって、最大の心理的ハードルとなるのが独特の注文作法、いわゆる「コール」です。福岡大橋店では威圧的な接客スタイルは取られていませんが、店内の効率的なオペレーションを維持するための明確なルールが存在します。
最も重要な鉄則は、「コール(無料トッピングの指定)は食券を渡す時ではなく、ラーメンが提供される直前に行う」という点です。厨房の店員から「トッピングどうしますか?」あるいは「ニンニク入れますか?」と声をかけられた瞬間にのみ、希望の調整を伝えます。
無料トッピングとしてカスタマイズできる項目は以下の4種類です。
・ヤサイ(モヤシとキャベツの比率はおよそ9:1)
・ニンニク(刻み生ニンニクの有無と量)
・アブラ(味付き背脂の量)
・味濃いめ(醤油タレの追加・カラメ)
指定できる段階は基本的に「少なめ」「普通(コールなし、または『そのままで』)」「マシ」「マシマシ」です。ただし、初訪問者が最も陥りやすい罠がヤサイマシマシの過小評価です。大橋店のヤサイマシマシは器から20cm以上の高さに達する巨大な野菜タワーとなり、総重量は1kgを容易に超えます。食べ残しはマナー違反となるため、初心者は絶対に避けてください。
さらに見落としてはならないのが麺の量の基準値です。福岡市民が日常的に親しんでいる博多長浜ラーメンの麺量は1玉あたり100g〜120g程度ですが、らーめん大の「並」は茹で前で約200gあります。茹で上がり後には約350g近くまで膨張するため、並盛1杯で一般的な博多ラーメンの替玉2〜3玉分に匹敵します。
初心者が恥をかかず、美味しく完食するための黄金コールは次の通りです。
「ニンニク少なめ、あとはそのままで」(※ニンニクが不要な場合は「ニンニクなし、そのままで」)。
卓上には特製のラーメンタレ(カエシ)、一味唐辛子、ブラックペッパーが常備されているため、味の濃さは後からでも自分好みに微調整が可能です。