Q1:シーバー病の痛みを放置すると、将来の身長が伸びなくなってしまいますか?
A1:シーバー病そのものが原因で全身の骨の伸長が永久に止まることはありません。身長を伸ばす主たる成長軟骨(大腿骨や脛骨の骨端線)と、かかとの骨端核は別物だからです。ただし、痛みを放置して長期にわたり運動ができなくなったり、睡眠障害や過度なストレスを抱えたりすると、成長ホルモンの正常な分泌を阻害する間接的な悪影響が懸念されます。適切な休養と治療を行うことが、健康的な身体成長を支える基盤となります。
Q2:痛みが治まれば、すぐにサッカーやバスケットボールのフル練習に戻っても大丈夫ですか?
A2:自己判断での即時全面復帰は極めて再発リスクが高くなります。痛みが引いた直後は、単に表面的な炎症が落ち着いただけであり、骨端核の強度はまだ完全に成熟していません。まずはジョギング程度から開始し、2〜3日様子を見ても圧痛や翌朝の痛みが出ないことを確認した上で、1〜2週間かけて徐々にダッシュや対人練習へと負荷を引き上げるステップを踏んでください。
Q3:シーバー病は両足同時に発症することはありますか?また再発防止策は何がありますか?
A3:臨床現場において、シーバー病の約6割は片足に発症しますが、約4割は両足に痛みを抱えるケースが見られます。再発を防止するためには、(1)硬いスパイク底を避け衝撃吸収クッション性の高いインソールを靴底に入れる、(2)練習後に10分〜15分ほど踵周辺をアイシングする、(3)練習前後にアキレス腱・足底腱膜のストレッチをルーティン化する、という3点を習慣化することが最も有効です。