算数・数学において最も標準的に使われる平均は、専門用語で「相加平均(算術平均)」と呼ばれます。この概念を初めて体系的に学ぶのは小学5年生の算数単元ですが、基本原理は極めて明快です。
まず押さえておくべき平均値の計算式は以下の通りです。
【平均値公式】 平均値 = データの合計 ÷ データの個数(度数)
ここで平均値公式と具体例を挙げて確認してみましょう。ある店舗における平日5日間の来店者数が「12人、15人、18人、11人、14人」だったとします。この場合の平均の出し方小学生算数の手順に沿って計算を進めます。
1. まず、5日間の来店者数をすべて合計します。
12 + 15 + 18 + 11 + 14 = 70人
2. 次に、合計人数を観測した日数(個数)である「5」で割ります。
70 ÷ 5 = 14人
このように、凸凹のある数値を平らにならし、1日あたり平均「14人」が来店したと評価するのが基本の考え方です。
手元のスマートフォンや電卓での平均計算を行う際、多くの人が陥りがちなミスがあります。それは「12 + 15 + 18 + 11 + 14 ÷ 5」と一気に入力してしまうケースです。電卓の機種やアプリの仕様によっては、四則演算の優先順位ルール(掛け算・割り算を先に行う)に従い、「14 ÷ 5 = 2.8」を先に計算し、最終値が「58.8」という誤った結果を表示してしまいます。電卓を使う際は、必ず合計を出した後に「=」を押し、その確定値に対して「÷ 個数」を入力する習慣を徹底してください。