自然由来だからといって、無条件に安全であると思い込むのは危険です。ドクダミ化粧水における最大の肌リスクは、アルコール(エタノール)による脱水・脱脂刺激と、植物由来アレルゲンによる接触性皮膚炎(かぶれ)の2点に集約されます。
アルコールは抽出効率を高める不可欠な溶媒ですが、肌の水分を抱え込む皮脂膜を一時的に奪う性質があります。そのため、完成した原液チンキをそのまま肌に塗布することは絶対に避けなければなりません。使用前には、精製水で10倍以上に薄めた液を二の腕の内側に10円玉大ほど塗り、24〜48時間放置して発赤や痒みが出ないかを確認するパッチテストが不可欠です。
保存方法についても、原液と希釈液では厳格な区別が求められます。
- 原液チンキの保管:密閉遮光瓶に入れ、直射日光の当たらない冷暗所で保管します。35度以上の高濃度アルコール下にあるため、防腐剤なしでも1年から最長2年程度の長期保存が可能です。
- 精製水で割った化粧水の保管:精製水やグリセリンを加えた瞬間からアルコール濃度が大幅に低下し、雑菌の繁殖リスクが跳ね上がります。必ず遮光スプレーボトルに小分けにし、冷蔵庫で保管した上で1〜2週間以内に使い切るルールを厳守してください。