SNSや知恵袋で定期的に浮上する「MyJLPTで落選した」「抽選で落とされた」という噂ですが、結論から言えば、JLPTに事前抽選や選考による落選システムは存在しません。この噂が広まった背景には、システム利用フローに対する根本的な勘違いがあります。
最大の原因は、「MyJLPTのIDを取得した時点で試験の申し込みが完了したと誤認していた」という初歩的かつ致命的なミスです。MyJLPTアカウントの作成は、あくまで出願画面に入るための「入場券」に過ぎません。アカウント登録後、出願期間内に受験レベル(N1〜N5)と受験エリアを選択し、受験料を決済して初めて「出願完了」となります。IDだけ作って安心し、いざ出願しようとしたときには定員上限で受付終了していた受験生が、「落選した」と表現して情報が拡散したのが真相です。
また、JLPT顔写真登録の注意点も無視できません。近年、替え玉受験や不正受講を根絶するため、アップロードする顔写真のデジタル照合基準が極めて厳格化されています。以下の不備があると、システム上で差し戻しを受け、再提出が締め切りに間に合わずに受験不可となる事例が頻発しています。
・背景に影や柄が写り込んでいる(白または薄い無地が必須)
・スマートフォンの美肌補正アプリや過度なフィルターを使用している
・前髪が目や眉を覆っている、または眼鏡のフレームが目にかかっている
・申請前6か月以内に撮影された正面・脱帽の写真ではない