インターネット上の個人ブログやSNS、子育て相談掲示板を調査すると、舌小帯手術の失敗を綴ったブログや口コミには共通する痛切なパターンが浮かび上がってきます。
親たちを最も精神的に追い詰めているのが、術後ケアのストレッチにまつわる過酷な現実です。再癒着を防ぐため、一部の医療機関では「1日数回、泣き叫んでも患部に指を入れて傷口を上下左右に強く引き伸ばす処置を数週間続けてください」と指導されます。痛みに身悶えして激しく泣く乳児を押さえつけ、血がにじむ患部に指を突っ込む行為は、親にとって精神的な拷問に他なりません。
ある育児ブログには次のような悲痛な記録が残されています。
「授乳が楽になると信じて生後1ヶ月で切除しました。しかし、指導された毎日の傷口ストレッチがあまりに痛烈で、処置のたびに子どもが引きつけを起こすほど号泣。次第に母親である私を見るだけで怯えて泣くようになり、肝心の授乳も乳頭を拒絶(哺乳ストライキ)する事態に陥りました。痛みに耐えさせたのに、数週間後の検診では『少し再癒着していますね、もう一回切りますか?』と軽く言われ、涙が止まりませんでした。切らなければよかったと自分を責め続けています。」
このように、患部の物理的な痛みから一時的な感覚過敏や哺乳拒否を誘発し、手術前よりも授乳状況が悪化してしまうケースは決して珍しくありません。術後のケアプロトコルが非人道的な負担を強いるものである場合、それは治療ではなく新たなストレスの発生源となってしまいます。