不調を感じた際、市販薬による対症療法で様子見をして良いのか、直ちに専門医の診察を受けるべきかの判断基準を明確にしておく必要があります。
【直ちに専門医療機関を受診すべき人の条件】
- 夜間や早朝に乾いた咳が続き、横になると息苦しさを感じる人:咳喘息や気管支炎への移行が強く疑われ、吸入ステロイド薬などの専門治療を行わなければ重篤な喘息へ進行する危険があります。
- 特定の果物や生野菜を食べた直後に唇の腫れや喉の違和感を覚える人:口腔アレルギー症候群(PFAS)の可能性が高く、食物負荷試験や緊急用自己注射薬(エピペン)の検討を含めた精密診断が必要です。
- 市販の点眼薬・点鼻薬を1週間以上継続しても全く改善しない、あるいは目の痛み・視力異常を伴う人:重症の春季カタルや角膜障害が起きているリスクがあります。
- 顔や首筋の皮膚が真っ赤に腫れ上がり、通常の保湿剤でも激痛・熱感を伴う人:皮膚科での短期間のステロイド外用薬やプロトピック軟膏による消炎鎮静処置が不可欠です。
【市販薬と生活改善によるセルフケアで十分な人の条件】
- 症状が「晴天の朝や外出時だけサラサラした鼻水と軽いくしゃみが出る」程度に留まっている人。
- 過去にアレルギー検査を受けてイネ科陽性と判明しており、例年の発症パターンを把握できている人。
- 咳や皮膚炎、食物摂取時のアレルギー症状が一切なく、第2世代抗ヒスタミン薬の内服で日常生活に支障が出ないレベルまでコントロールできている人。