定期テストおよび模試で頻出するハイレベルな予想問題を厳選しました。解答の導出プロセスと減点されない記述のポイントを抑えておきましょう。
【問1】傍線部「もののはづかしきことの数知らず、泣きぬべき心地ぞしたる」とあるが、筆者がこのような心情になった理由を簡潔に説明せよ。
【模範解答】:
中宮定子の後宮という華やかで威厳ある場に初めて出仕し、すべてにおいて気後れし、自分の不調法さに対する不安と極度の緊張に圧倒されたため。
【解説ポイント】:
「もののはづかし」の持つ「相手が立派すぎてこちらが気後れする」という意味と、初出仕特有の「不安・緊張」の要素を両方盛り込むことが必須条件です。
【問2】傍線部「絵など取り出でて見せさせ給ふ」について、中宮定子がこのような行動を取った理由として最も適切なものを説明せよ。
【模範解答】:
極度の緊張から言葉を失い萎縮している清少納言の様子を察し、無理に返答を求めず、絵巻物を見ることで緊張を和らげようと配慮したため。
【解説ポイント】:
定子の「気遣い・配慮」と、清少納言が「返事も満足にできないほど緊張していた」という前後の状況を結びつけて記述します。
【問3】傍線部「あへなきまで御前許されたるは」の現代語訳として適切なものを記し、周囲の女房たちがこのように述べた背景を説明せよ。
【模範解答】:
【現代語訳】あっけないほど簡単にお側近くへ伺候することが許されているのは
【背景】新参者の女房が、出仕初日の夜にいきなり中宮の至近距離に召し出されるのは極めて異例の厚遇であり、周囲の先輩女房たちが驚きや羨望を抱いていたため。
【解説ポイント】:
「あへなし」を「あっけない」と正確に訳出できるかが第一関門。さらに「御前許さる」が中宮のすぐそばに仕える特権であることを理解しているかが問われます。