熱塩温泉の最大の特徴は、その名が示す通り「熱く塩分濃度が極めて高い」源泉にあります。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性高温泉)で、源泉温度は約65℃〜70℃に達します。溶存物質量が極めて豊富であり、成分総計は一般的な温泉の数倍に達する濃厚な高張性の湯です。
塩分が皮膚表面の汗腺を塞ぐことで汗の蒸発を防ぐため、抜群の「保温・保湿効果」を誇ります。古くから「子宝の湯」「婦人病の名湯」として親しまれ、冷え性、神経痛、慢性皮膚病、疲労回復に対して優れた効能が認められています。浴槽に浸かると独特のずっしりとした湯の重みを感じ、短時間の入浴でも体の芯まで熱が染み渡ります。
さらに山形屋を唯一無二の存在にしているのが、館内に併設された炭床低温サウナ「チャコールバー」です。室温約40℃〜45℃前後に設定された低温空間の床一面に木炭が敷き詰められており、遠赤外線効果とマイナスイオンによって、高温サウナのような息苦しさを感じることなく大量のサラサラとした汗を流すことができます。塩化物泉と炭サウナの温冷交代浴は、自律神経の調整や深いリラクゼーションに極めて高い効果を発揮します。
なお、宿泊者だけでなく日帰り温泉の利用も受け付けており、大人1回あたり800円〜1,000円前後で利用可能です。ただし、宿泊客の混雑緩和のため利用時間帯(概ね11:00〜15:00等)が厳格に管理されているため、日帰りで訪れる際は事前に公式案内を確認しておくのが鉄則です。