ミスチル「Here Comes My Love」の意味と祈りの真相

ミスチル「Here Comes My Love」の意味と祈りの真相

ミスチル「Here Comes My Love」の意味と祈りの真相の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

「here comes my love」は、まず配信限定シングルとしてリリースされた後、2018年10月に発売された通算19枚目のオリジナルアルバム『重力と呼吸』の4曲目に収録されました。このアルバムは、近年のMr.Childrenのキャリアにおいて極めて重要なターニングポイントとなった作品です。

前作『REFLECTION』で見せた多彩な音楽的探求から一転、『重力と呼吸』で4人が目指したのは「バンドの原点回帰」でした。ストリングスやキーボードによる華美な装飾を削ぎ落とし、桜井和寿のボーカル、田原健一のギター、中川敬輔のベース、鈴木英哉のドラムという、4人の肉体が放つ音の塊だけで勝負するストイックなサウンドメイキングが貫かれています。

ミックスエンジニアにはグラミー賞受賞経験を持つ海外の重鎮エンジニアを起用し、各楽器の音像が凄まじいダイナミクスで迫ってきます。「here comes my love」のドラマタイアップ曲としての壮大さを支えているのは、まさにこのバンドの生々しい肉体性です。シンセサイザーの装飾に逃げず、歪んだギターと地を這うようなリズム隊が骨格を成しているからこそ、祈りの言葉が甘美なファンタジーに堕ちず、切実なリアリティを帯びて響くのです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。