日本の建築史に残るメガプロジェクト、麻布台ヒルズ再開発プロジェクトに代表される超高層複合開発の現場では、最新鋭の免震・制震技術が集約された。また、世界的な建築家である隈研吾氏が手掛けるような、木材と鉄骨を緻密に融合させた意匠性の高い先進デザイン建築においても、目に見えない足元を堅固に支えるのは高度な免震工法にほかならない。
こうした難度の高いランドマーク建築を主導するのが、竹中工務店や清水建設をはじめとする大手スーパーゼネコンだ。各社は独自開発した高減衰ゴムアイソレータや高性能ダンパーを導入し、短工期と超高品質の両立にしのぎを削る。その複雑を極める施工現場の指揮を執るのは、構造計算の意図を完璧に読み解き、現場の技能工集団を的確に牽引できる熟練のプロジェクトリーダーたちだ。