漢字「華」の正しい筆順を理解する上で、まず頭に入れておくべき原則は「全体を貫く中心の縦棒は最後に書く」という漢字筆順の基本ルールです。1画ずつ順番を分解すると、頭の中で華の書き順アニメーションを見ているかのように鮮明に筆運びが理解できます。
以下が、現代日本の教育指導要領および書道界で標準とされる「華」の全10画の正式な手順です。
【1画目〜3画目:くさかんむり(艹)】
1画目は左から右へ平らに引く横棒。2画目は左側の縦棒(上から下へ、やや内側に寄せる)。3画目は右側の縦棒(上から下へ、左縦棒と対になるようやや内側へ)。現代の筆順ルールでは、横棒を先に引く形が標準です。
【4画目〜6画目:中央上部の骨格(横と2本の縦)】
ここが多くの人が間違える第一の落とし穴です。4画目は、くさかんむりのすぐ下に位置するやや長めの横棒を左から右へ引きます。その後に5画目として「左側の縦棒」を上から下へ引き、6画目として「右側の縦棒」を引きます。「縦棒を2本立ててから横棒を渡す」と誤認している方が目立ちますが、正しくは「横棒が先、2本の縦棒があと」です。
【7画目〜9画目:中央を支える3本の横画】
7画目は、左右の縦棒の間を通る短い横棒。8画目はその一段下に位置する短い横棒。そして9画目は、文字の下部を支える土台となる最も長い横棒を左から右へ堂々と引きます。
【10画目:全体を貫く中央の主軸】
最後を締めくくる10画目は、くさかんむりの下から最下部まで、文字の中心を真っ直ぐ貫いて下ろす縦棒です。この縦棒を途中で書いてしまったり、横棒で挟み込もうとすると、文字全体の骨格が崩れてしまいます。