では、具体的に斎藤司 楽天 部署はどこであり、どのような成果を上げていたのでしょうか。斎藤が配属されたのは、当時急激に流通総額を拡大させていた楽天市場の自動車・中古車出店部門でした。主なミッションは、全国の中古車販売店や自動車関連ディーラーに対して楽天市場への出店を促す「電話営業(インサイドセールス・テレアポ)」と、出店を決めたテナントの初期プロモーション支援(ホームページ作成や商品ページのディレクション)でした。
当時の楽天市場は、泥臭い営業力と出店店舗の開拓スピードが事業成長の生命線でした。パソコンの画面越しに全国の個人経営中古車店や地方ディーラーへ何十本、何百本と電話をかけ、ネット通販に懐疑的な頑固親父たちを説得する業務は、極めてタフな精神力と高度なコミュニケーション能力を要するポジションでした。
斎藤はこの現場で、求人広告時代に培った営業度胸と、後にメンサ(MENSA)入会基準に迫ると話題になったIQ132とも評される明晰な頭脳をフル回転させます。相手の警戒心を瞬時に解く軽妙なトーク、要点を論理的に伝えるプレゼンテーション能力、そして受話器越しに相手の感情の機微を察知する観察眼により、アルバイトの枠を大きく超えた成約件数を記録しました。単に出店契約を取るだけでなく、出店後の店舗ホームページ作成まで親身に伴走したことで、クライアントからも社内の上司からも絶大な信頼を獲得していったのです。