ゲームコミュニティやSNS(旧Twitter、5ちゃんねる、知恵袋など)を定点観測すると、夜な夜な繰り広げられるプレイヤーたちのリアルな苦悶が浮き彫りになります。かつて「息抜き」として愛好されていたはずのオンライン対戦ゲームが、今やメンタルヘルスを脅かす火種として語られるケースが後を絶ちません。
「仕事の憂さ晴らしにランクマッチに潜ったが、連敗してコントローラーを床に叩きつけそうになった。翌朝は最悪の気分で出社した」(30代・IT企業勤務男性の手記より)
「負けが込むと『1勝するまでやめられない』という強迫観念に囚われ、気づけば午前3時。睡眠不足と自己嫌悪で、何のためにゲームをしているのか分からなくなる」(20代・公務員女性のコミュニティ投稿より)
プロeスポーツシーンで活躍するメンタルトレーナーは、こうした状態を心理学用語で「チルト(Tilt=感情の制御を失い、合理的判断ができなくなる状態)」と呼び、警鐘を鳴らしています。対戦ゲーム メンタル 対策として最も重要なのは、「自分の自尊心をゲームの勝敗に預けない」という強固な心理的バウンダリー(境界線)の構築です。ゲーム内でのランクや勝敗を自己価値と直結させてしまうプレイヤーほど、ストレス解消はおろか、精神的な消耗戦へと自らを追い込んでしまいます。