津島神社を語る上で欠かせないのが、地域住民と一体となって創り上げる伝統的な祭礼行事です。
毎年7月下旬に開催される「佐沼夏祭り(津島神社例大祭)」は、登米市の夏のハイライト。重厚な神輿が街中を練り歩く神輿渡御や、勇壮な山車の巡行が繰り広げられ、普段は落ち着いた佐沼の街が一気に熱気に包まれます。近隣の迫川河畔では灯籠流しや花火大会も催され、夜空を彩る光景は訪れる人々の心に深い余韻を残します。
一方、冬の寒さが極まる1月14日に行われるのが「どんと祭(松焚祭)」です。参拝者が持ち寄った正月飾りや古いお札に感謝を込めて焚き上げる神事で、燃え盛る御神火にあたることで1年間の無病息災・家内安全が叶うと信じられています。白装束をまとった参拝者が極寒の夜を練り歩く「裸参り」の姿は圧巻であり、登米の冬を象徴する厳かな光景として受け継がれています。