インターネットの検索窓に「日本スクイーズセンター」と打ち込むと、サジェストの上位に「閉店」「現在」といった不穏な単語が並びます。子ども向けYouTube動画やテレビ特番で連日取り上げられていた2017〜2019年頃の記憶を持つ層からすれば、「ブーム終了とともに撤退したのでは」と疑うのも無理はありません。しかし、結論から申し上げれば原宿本店は今も確固たる存在感を放ちながら営業を続けています。
では、なぜ閉店の噂がこれほど根強く拡散されたのでしょうか。背景には、運営側が実施した「店舗オペレーションの大規模な構造改革」がありました。
かつてのスクセンは、週末ともなれば狭い店内に押し寄せる親子連れでパニック寸前となり、入店管理や周辺店舗への配慮が極限状態に達していました。そこで運営は、コロナ禍以降に「平日不定休・土日祝日を中心とした限定営業」へのシフトおよび「公式LINEやWebシステムを用いた厳格な定員制」を導入。さらに、オフィシャル通販サイトのインフラを強化したことで、店舗へ行かなくても商品が手に入る環境を整備しました。
この結果、「平日にふらりと現地を訪れたらシャッターが閉まっていた」「昔のように表に長蛇の列が見当たらない」という通行人の投稿がSNSや質問サイト(Yahoo!知恵袋など)に蓄積され、「閉店してしまったらしい」というデマのバイラルループを生み出してしまったのです。現在も原宿のカルチャー発信地として、国内外の触感マニアを集める特別な専門店として機能しています。