生後2ヶ月から3ヶ月頃の社会化期にある子猫の抱っこの仕方は、成猫以上に繊細さが求められます。子猫の骨格は非常に柔軟である反面、骨化が未完全であるため、指先で強く握るような持ち方は厳禁です。手のひら全体をベッドのように広げ、両手で包み込むように持ち上げるのが鉄則です。
成猫になってから抱っこ好きにさせる方法としては、「抱っこ=短時間の良いこと」という条件づけを反復するトレーニングが有効です。具体的な猫を抱っこに慣れさせる手順は以下の通りです。
- 床に座った状態で膝の上におやつを置き、自分から乗ってくるのを待つ。
- 膝の上に乗ったら、体を持ち上げずに両手で優しく包み込み、3秒間キープしておやつを与える。
- 慣れてきたら、お尻を支えて床から10cmほど浮かせ、猫が暴れ出す前の「2〜3秒以内」に必ず床へ降ろして褒める。
- 徐々に抱き上げる高さを人間の胸の高さまで上げ、時間を5秒、10秒と伸ばしていく。
猫が「降りたい」と暴れ出してから降ろすと、「暴れれば解放される」と学習してしまいます。暴れる兆候を見せる前に飼い主主導で優しく降ろすことが、暴れる癖をつけないための最大の予防策です。