寿司ネタの印象が強い「えんがわ」ですが、焼き鳥の世界では砂肝のえんがわ(砂ズリのえんがわ)を指します。具体的には、砂嚢(さのう=砂肝)の硬い筋肉の外側を帯状に取り囲んでいるヒダのような筋肉組織や結合部周辺の肉です。
形状が魚のえんがわに似ていること、そして砂肝の「縁(ふち)」にあたる部位であることから名付けられました。鶏1羽から採取できる量はおよそ10〜20g程度と極めてわずかで、焼き鳥の串にすると1本〜2本分にしかなりません。そのため、仕込みに手間がかかることも相まって、多くの焼き鳥屋ではメニューに載っていても「本日の限定品」として扱われます。