地理の学習や農業ニュースでは、二毛作・二期作に似た用語がいくつか登場します。それぞれの特徴を整理しておくと理解がさらに深まります。
輪作(りんさく):同じ土地で、数年単位のサイクルで何種類もの異なる作物を順番に栽培する方法です。代表的な地域は北海道の十勝平野で、ジャガイモ、てん菜(ビート)、豆類、小麦などを年ごとに交代で育てます。同じ土壌で同じ作物を育て続けると発生する「連作障害」を防ぎ、地力を維持する目的があります。
混作(こんさく):同じ農地・同じ区画で、同時に2種類以上の作物を混ぜて育てる方法です。病害虫の抑制や受粉の促進など、植物同士の相互作用(コンパニオンプランツ効果)を狙って行われます。
三毛作(さんもうさく):1年間に同じ土地で3種類の異なる作物を栽培する形態です。極めて温暖で肥沃な土壌が必要であり、日本でも一部の暖地で「米+麦+野菜」といった形で行われた歴史がありますが、土壌への負担が大きく現在は稀なケースとなっています。