技術的な明るい兆しの一方で、投資家が常に念頭に置くべきは同社の厳しすぎる財務基盤だ。長年の赤字垂れ流しによって自己資本は痛んでおり、過去何度も行われてきたスポンサー企業や独立系ファンドからの資金調達、デット・エクイティ・スワップ(DES)は、既存株主の株式価値を大幅に薄めてきた。
2026年においても、設備投資資金や運転資金の確保は綱渡りの状態が続いている。追加の増資や新株予約権の発行が行われれば、希薄化懸念から株価には強い下押し圧力がかかる。企業としての生存と株主価値の保全という相反する課題をどうクリアするのか、経営陣の手腕が問われている。