廃瓶から生まれる至高の器。読谷村で出会う琉球ガラスの真実

廃瓶から生まれる至高の器。読谷村で出会う琉球ガラスの真実

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清天のガラスを手に入れたら、まずは飾るのではなく、毎日の水や茶を注いでみてほしい。少し厚めに仕上げられた飲み口は唇への当たりが柔らかく、底に重心があるため驚くほど安定感がある。氷を入れたアイスコーヒーを注げば、グラスの表面に浮かぶ結露さえも一つの景色になる。

和食の小鉢として冷奴を盛る。あるいは洋食のサラダボウルとして使う。どんな料理にも気負わず寄り添う包容力があるのは、主張しすぎない素朴な佇まいゆえだ。傷つくことを恐れて食器棚の奥にしまい込むのではなく、日常の食卓でガシガシ使ってこそ、この器の真価が発揮される。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。