日々の運行において、時刻表の定時性と実際の運行実態の間にはどの程度の乖離があるのでしょうか。編集部が現地で実施した動線観察およびSNS・利用者コミュニティにおける生の声を分析すると、立川駅特有のボトルネックが浮かび上がってきます。
最も多く聞かれるのが、「5番線・6番線ホームにおける上り先発列車の見極め」に関する戸惑いです。通勤客の一人は次のように語ります。
「階段を降りる段階では5番線の各駅停車が先に出る案内だったのに、直前で6番線の特快が先行することになり、慌ててホームの反対側へ移動する人を毎朝見かける。ホーム幅が広いとはいえ、ラッシュ時は人波をかき分けるのが本当に大変です」(立川市在住・30代IT企業勤務)
また、立川駅運行状況・遅延の現在に直結する課題として、青梅線直通列車と中央線本線の平面交差および接続待ちによる微小遅延が挙げられます。青梅線内でのドア挟まりや踏切安全確認が発生すると、その影響が立川駅構内の信号待ちに波及し、上り快速が立川駅手前で数分間停車する事態が慢性化しています。
南武線ホーム(7・8番線)でも、始発待ちの列と階段から降りてくる降車客の動線が交差し、発車間際に階段付近が激しく混雑する現象が日常的に発生しています。数字上の時刻表通りに動くためには、駅構内の「人の流れ」を予測したポジショニングが極めて重要であることが現地調査からも裏付けられます。