昔のシール帳を知る世代が最も驚くのが、シリコン加工や特殊フィルム技術の進歩だ。かつては一度貼ると剥がしにくかったり、シールの粘着剤が台紙に残ってベタついたりすることが多々あった。
しかし現在の製品は、繊細な紙製ステッカーや粘着力の強い透明シールであっても、スルッと滑らかに剥がすことができる。何度もレイアウトを組み直せるため、「位置を失敗したらどうしよう」というプレッシャーから解放された。
このストレスフリーな使い心地こそが、デコレーション初心者や完璧主義になりがちな大人たちを夢中にさせる最大の要因と言えるだろう。貼って、剥がして、また別のページへ移動させる――その繰り返しの作業自体が心地よい刺激を生んでいる。