箱を開けて組み立てるだけでも十二分に美しいキットだが、少しの手間を加えるだけで仕上がりは劇的に変わる。第一のポイントは「ランナーからの切り出し」だ。薄刃ニッパーを使い、プラスチックのゲート(枝パーツとの接合部)を二段階に分けてカットすることで、白化現象を大幅に防ぐことができる。これだけでパーツ表面の美しさが段違いになる。
第二の秘訣は、可動部の軸調整とゲート跡のヤスリがけだ。特に翼の基部や関節パーツは動かす頻度が高いため、400番から1000番までのスポンジヤスリを順に使い、表面を平滑に整えておくことが推奨される。焦らず丁寧に進める作業こそが、完成した模型に命を吹き込む秘訣だ。