ここで最大の疑問が生じる。彼のスタイルは他人に完全再現可能な「技術」なのか、それとも彼自身の特殊な「体質」によるものなのか。彼自身は「適切な段階を踏めば誰でも睡眠時間を短縮できる」と主張し、これまでに数千人以上の指導実績があると胸を張る。受講生の中には、実際に4時間〜5時間程度の睡眠で快適に過ごせるようになったと証言する者も少なくない。
しかし、脱落者や体調不良を訴えて離脱する者が一定数存在することも事実だ。プラセボ効果や一時のテンションで乗り切っているに過ぎず、長期的には体内時計の崩壊を招くという批判は消えない。後天的な訓練によって脳の睡眠要求量を恒久的に減らすことができるのかどうか、科学的検証は依然として途上にある。