映像制作を手掛けたコミックス・ウェーブ・フィルムの職人技は、アニメーション表現の到達点を示している。水滴の一粒一粒、風にそよぐ髪の毛、都市の建造物に落ちる影の微小な変化に至るまで、極限まで拘り抜いた作画が画面を埋め尽くす。
そして、その映像表現と完璧な同期を見せたのがRADWIMPSによる楽曲群だ。音楽の展開に合わせて色彩の明度やカメラワークが計算し尽くされており、劇中のクライマックスシーンはもはや一枚の絵画として完成している。壁紙に設定されたアートワークは、静止画でありながらも劇中の音楽が脳内に流れ出すような、特別な聴覚的残像をもたらしてくれる。