国内有数のパワースポットとして知られる宇佐神宮だが、実際に境内へ足を踏み入れた参拝者の口からは「気圧される」「頭痛がした」「生半可な気持ちで近づいてはいけない気がする」といった声が絶えない。広大な原生林に囲まれた表参道を進むにつれ、鳥の声すら途絶えるような特異な静寂が訪れる。その感覚は決して不快なオカルト現象ではなく、あまりにも高純度で強大な神気が人間の身体的感覚に働きかけている証拠なのだと、神社巡りを長年続ける愛好家たちは語る。
特に下宮から上宮へと至る石段や、老杉が鬱蒼と茂るエリアでは、外界と遮断されたかのような独特の重力が漂う。神道における聖域中の聖域であるからこそ、中途半端な願い事や軽率な態度を拒絶するかのような厳かさが、参拝者の心に「恐怖」というフィルターを通して伝わるのだろう。