街中ではスーツ姿の学生が目立つ就職活動の内定式が行われ、学校や職場では衣替え(ころもがえ)の目安とされる10月1日。なぜこれほど多くのイベントがこの日に行われるのでしょうか。
内定式が10月1日に行われる最大の理由は、経団連が定めてきた採用選考に関する指針(就職協定の歴史的背景)にあります。正式な内定通知を「10月1日以降」に出すというルールが慣例化しており、卒業まで半年となったタイミングで学生の入社意思を最終確認する場として定着しました。
一方、衣替えの風習は平安時代の宮中行事「更衣」に由来し、明治時代に軍隊や警察、学校の制服が洋服化された際、「夏服は6月1日〜9月30日」「冬服は10月1日〜翌5月31日」と明確に規定された名残です。気候変動の影響で10月上旬も汗ばむ日が増えている現在では、移行期間を設けて柔軟に着用期間を選ぶスタイルが主流となっています。