ネット上の情報では「どんな古着でも簡単にヤーンになる」「洗濯機で丸洗いできる万能素材」といった都合のよい謳い文句も見受けられますが、これらには注意すべき盲点があります。
【よくある誤解の真相】
- 誤解1:プリントTシャツも綺麗に糸になる?
表面にラバープリントが大きく施されたTシャツは、プリント部分の伸縮性が失われており、引っ張っても丸まらずヒビ割れてしまいます。リメイクには無地または染めプリントのTシャツを使用してください。 - 誤解2:完成品はネットに入れて洗濯機で洗える?
洗濯自体は可能ですが、水分を含むと数キロ単位の極めて重い状態になり、脱水時に型崩れや伸びが発生します。お手入れは中性洗剤による手洗い・押し洗いを基本とし、平干しで陰干しするのが原則です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
■ Tシャツヤーンが向いている人
- 短時間(1〜2時間)で目に見えるハンドメイド作品を完成させたい人
- 着古した思い出のTシャツを捨てずに実用品へリメイクしたい人
- 植物ハンガー、小物入れ、座布団など、厚手で丈夫なインテリアを作りたい人
■ 慎重になるべき・他の素材を検討すべき人
- 腱鞘炎や手首の痛みを抱えている人(極太糸特有の引き抜き負荷があるため)
- 軽くて大容量の実用通勤バッグを求めている人(重量がネックになりやすい)
- 均一でミリ単位の精密な編み目を求める人(リサイクル糸特有の太さのムラがあるため)