エリート街道とは対極の場所から這い上がってきた谷口海斗の経歴は、多くのサッカーファンを惹きつけてやみません。その原点は、名門・三重県立四日市中央工業高校時代にあります。全国屈指の強豪校で基礎と勝負強さを徹底的に叩き込まれ、その後は岐阜経済大学(現・岐阜協立大学)へ進学。大学サッカー界で泥臭く実力を磨き上げました。
しかし、大学卒業時にJ1・J2クラブからのオファーはなく、プロとしての第一歩は2018年、当時J3のいわてグルージャ盛岡でした。ここから谷口の驚異的なステップアップが幕を開けます。
- いわてグルージャ盛岡時代(2018〜2019年):ルーキーイヤーからコンスタントに出場機会を掴み、2年目にはリーグ戦9ゴールをマーク。プロの世界で戦い抜くフィジカルと得点感覚を開花させます。
- ロアッソ熊本時代(2026年):熊本へ完全移籍すると才能が大爆発。リーグ戦34試合で18得点を叩き出し、見事にJ3得点王のタイトルを獲得しました。この圧倒的な決定力がJ2各クラブのスカウト陣の目を釘付けにしました。
- アルビレックス新潟時代(2026年〜現在):2026年に新潟へ完全移籍。カテゴリーが上がっても持ち前の得点力は錆びることなく、2026年シーズンにはリーグ戦9ゴールを挙げてクラブのJ2優勝およびJ1昇格の原動力となりました。
J3、J2、J1と一段ずつ自力で階段を登り詰めたキャリアパスは、日本サッカー界における希望のロールモデルとなっています。