原産地が北アメリカの乾燥した温暖地帯であるトルコキキョウは、「日光が大好きで、過湿と雨を嫌う」という明確な個性を持っています。栽培の成否を分けるのは、風通しが良く直射日光がたっぷり当たる置き場所を確保できるかどうかです。日照時間が1日あたり半日(5〜6時間以上)を下回ると、茎がヒョロヒョロと徒長し、花芽がつかなくなってしまいます。
また、雨水が直接花やつぼみに当たると、灰色かび病などの病気が発生したり花びらが傷んだりして開花不良を引き起こします。そのため、梅雨時期や激しい雨が降る日は、雨の当たらない軒下やベランダの奥へ移動させることが長く美しい状態を保つ鉄則です。
土壌環境においては、酸性土壌を嫌う性質があります。地植えにする場合は、植え付けの2週間前までに苦土石灰を1平方メートルあたり100gほど混ぜ込んで土壌酸度をpH6.5〜7.0(弱酸性〜中性)に調整し、腐葉土や川砂をすき込んで水はけの良い高畝(たかうね)を作っておくのが定石です。