当初の死柄木弔の個性は、「5本の指すべてで触れた対象を崩壊させる」という制約付きのものでした。しかし物語が進むにつれ、その破壊規模は都市一つを消滅させるレベルへと急激にスケールアップします。
覚醒の契機となったのが、敵連合と異能解放軍が激突した泥花市(デイカシティ)の戦いです。リ・デストロとの死闘の中で、死柄木は無意識に封印していた「自らの手で家族を殺害した記憶」を完全に思い出します。過去のトラウマを受け入れ、自らの原初的な破壊衝動を全肯定した瞬間、心理的リミッターが完全に解除されました。
覚醒後の崩壊は、指2〜3本でも発動可能になり、さらに「崩壊の連鎖伝播」を獲得。崩壊した物体に触れている周囲の地面や建造物、人間までもが連鎖的に朽ち果てるという、天災じみた広域殲滅能力へと進化を遂げました。さらにその後、ドクター(殻木球大)による地獄の肉体改造手術を経て、オールマイトに匹敵する超常の肉体強度をも手に入れることになります。