SNSや口コミサイトの投稿を詳細に分析すると、乗客の体験満足度は非常に高い水準を維持しています。「車高3.7メートルから見下ろす道路の景色が新鮮」「水に入った瞬間の水しぶきと歓声で子どもが大喜びした」といった好意的なレビューが全体の8割以上を占めます。
一方、現場を訪れて初めて気づくデメリットや不満の声も確実に存在します。乗車後に後悔しないためにも、利用者のリアルな生の声に耳を傾けておく必要があります。
「開放感はあるけれど、冬場の風が想像以上に冷たくて凍えそうになった」「真夏に乗ったら直射日光とエンジンの熱気で汗だくになった」という気候に関する指摘はその筆頭です。水陸両用バスの客室は、万が一の着水トラブル時にスムーズに脱出できるよう、窓ガラスが取り外されたオープンエア構造(雨天時は透明ビニールカーテンで対応)になっているケースが大半です。エアコンの効いた密閉空間ではないため、外気温がダイレクトに乗客の体感温度へと直結します。
また、ディーゼルエンジンが唸りを上げる登坂時やスクリュー駆動への切り替え時には、相応の振動と機械音が客席に伝わります。「静かにゆったり景色を眺めたい」という期待で乗り込むと、アトラクション特有の荒々しさに驚くことになるでしょう。