キャビアの味わいを語る上で、アルコールとのペアリングは切り離せません。代表的な二大ペアリングには、それぞれ明確な味覚的根拠があります。
第一の選択肢はキャビアに合うシャンパンです。特に「ブリュット(辛口)」や「ブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)」が最適とされています。シャンパンのキレのある酸味と微細な炭酸ガスが、キャビアの濃厚な脂質を舌の上でリフレッシュさせ、次の一口をより鮮明に引き立ててくれます。
もう一つの古典的な組み合わせが、キャビアとウォッカのペアリングです。冷凍庫でトロリとするまで冷やした極冷ウォッカをストレートで用意します。キャビアを口に含んで旨味を広げた直後に、アルコール度数40度前後の無色透明なウォッカを流し込むと、アルコールが油分を瞬時に洗い流し、口蓋にキャビアの純粋な甘みと磯の余韻だけが強く残ります。