テキストサイトとしての法規制や転載制限の包囲網が狭まるなか、Jin氏が新たなフロンティアとして切り拓いたのが金融取引実況でした。YouTube上に開設されたオレ的Jin YouTube 投資部は、彼が持つ天性のリアクション力と相場の残酷さが融合し、瞬く間にメガヒットコンテンツとなりました。
視聴者を惹きつけたのは、相場の波に翻弄されて巨額の損失を計上するオレ的ゲーム速報 FX 爆死劇です。トルコリラや南アフリカランドといった高金利通貨へのレバレッジ投資、米ハイテク株の信用取引などで相場逆行に巻き込まれ、数千万円から時に数億円規模の含み損を抱え、強制ロスカット(強制決済)に至る瞬間をライブ配信で赤裸々に公開しました。
頭を抱えて絶叫し、嗚咽を漏らしながらモニターを見つめる姿は、ネットスラングで言うところの「人の不幸で飯がうまい(シャーデンフロイデ)」という大衆の心理を完璧に掌握したものでした。しかし、メディア分析の観点から見れば、この巨額の損失すらも「動画再生数」「メンバーシップ収益」「証券会社・FX会社とのタイアップ広告(アフィリエイト)」を生み出す原動力となっており、損失の一部、あるいは大半を配信収益で補填・回収する循環構造が構築されていたと指摘されています。