地域福祉施設という言葉から連想される従来のイメージを、この施設は大きく刷新した。従来の受動的なケアにとどまらず、利用者が主役となって文化活動やボランティア企画に参加できる開かれたプログラムを積極的に展開しているからだ。
急速に再編が進む高齢者福祉サービス業界においても、この先進的な試みは大きな注目を集めている。行政と民間、そして地域住民が三位一体となって施設運営を支えるモデルケースとして、全国の自治体や関係事業者からの視察依頼が絶えないという。孤立を防ぎ、地域全体の生きがいを創出する取り組みは、今後の福祉のあり方に一石を投じている。