文章作成における最大の落とし穴は、テキストエディタの「総文字数」と、原稿用紙に清書した際の「マス目占有数」が大きく異なる点にあります。
原稿用紙改行空白カウントにおいて最も重要な大原則は、「原稿用紙の枚数は、純粋な文字数ではなく消費したマス目の総数(行数×20字)で決まる」という点です。例えば、400字詰め原稿用紙(縦20字×横20行)に執筆する場合、1行にたった5文字しか書かずに改行したとしても、その行の残り15マスは空白として消費され、1行分(20文字分)としてカウントされます。
さらに、段落の冒頭に必ず入れる「1文字分の空白(インデント)」や、会話文の独立行、セクション間の空行などもすべてマス目を消費します。このため、一般的なレポート原稿用紙文字数や作文用紙枚数換算の現場では、400字詰め原稿用紙1枚あたりの実質的な文字数は「320字〜350字前後」に着地するのが標準的です。会話劇が多い小説原稿用紙文字数目安に至っては、1枚あたり250〜280文字程度にまで実文字数が落ち込むケースも珍しくありません。
「4,000字書いたから原稿用紙ちょうど10枚分だ」と思い込んでWordから原稿用紙形式へ流し込むと、実際には12〜13枚に膨れ上がってしまい、規定超過で選考落ちや再提出を余儀なくされるリスクがあるため注意が必要です。