エビオス錠と薄毛にまつわる噂の中でも、特に拡散されやすい「2大都市伝説」があります。それが「男性ホルモンの活性化による脱毛説」と「エビオス錠による初期脱毛説」です。
誤解①:男性ホルモンが増加して薄毛(AGA)が加速する?
「エビオス錠を飲むと活力が湧く=テストステロン(男性ホルモン)が増加し、薄毛の原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)も増えてハゲる」という論理がネット上で語られることがあります。しかし、これは生化学的な飛躍です。
エビオス錠に含まれる栄養素は内分泌系を異常に刺激するものではなく、あくまで栄養不足を正常化する範囲にとどまります。テストステロンがDHTに変換される活性には還元酵素「5αリダクターゼ」の働きが主因であり、酵母成分がこの酵素を活性化させてAGAを進行させるという学術的証拠は一切ありません。
誤解②:エビオス錠を飲むと「初期脱毛」が起こる?
ミノキシジルなどの発毛剤を使用した際、休止期の古い毛が一気に押し出されて抜ける現象を「初期脱毛」と呼びます。エビオス錠の服用後に抜け毛が増えた際、「これは好転反応・初期脱毛だから耐えるべき」と自己解釈するユーザーがいますが、これは大変危険な誤解です。
エビオス錠には毛周期をリセットするほどの薬理的強制力はないため、仮にエビオス錠単体の服用で極端な脱毛が起きているとすれば、それは初期脱毛ではなく、体質的な不適合(アレルギー反応や重度の消化不良によるストレス)か、まったく別の要因による脱毛症の発症を疑うべきです。