健康維持を目的に飲み始めた人が最も見落としやすいのが、重曹水に含まれる塩分過多のリスクです。重曹の正式名称は炭酸水素ナトリウムであり、その重量の約27%がナトリウム(塩分換算で重曹1gあたり約0.69gの食塩に相当)で構成されています。
厚生労働省が定める成人の1日あたり食塩摂取目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満です。重曹小さじ1杯(約3〜4g)を水に溶かして飲むだけで、1日に必要な食塩摂取枠の約3分の1を消費してしまいます。過剰なナトリウム摂取は体内の浸透圧バランスを崩し、重曹クエン酸水が腎臓への影響をもたらして高血圧やむくみを悪化させる要因となります。
さらに、発生した炭酸ガスによる胃腸への負担も見逃せません。胃内で急激にガスが膨張することで、胃粘膜が過度に刺激され、重曹クエン酸水による胃痛や下痢の原因になることがあります。特に胃腸が弱っているときに濃い濃度で飲むと、消化不良や胃痙攣を引き起こす危険性があります。