挙式の舞台に選ばれた愛宕神社は、出世の石段としても知られる急な階段が有名な由緒ある神社だ。秋晴れの空の下、朱塗りの門をくぐる二人の出で立ちは、一切の無駄を削ぎ落とした純和風。モデル出身として抜群のスタイルを誇る二人が見せた和装の立ち姿は、息をのむほどの神々しさを放っていた。
とりわけ印象的だったのは、杏が纏った白無垢と、綿帽子を外した際の見事な日本髪だ。格式を重んじつつも、どこか凛とした現代的なしなやかさを感じさせる装いは、多くのプレ花嫁たちの憧れの的となった。伝統の重みと洗練された美意識が同居したあの秋の日は、日本のウェディング文化においても象徴的な一日となったのだ。