学術的価値の高さに加えて特筆すべきは、国立施設ならではの利用しやすさだ。一般的なテーマパーク型植物園が入園料1,000円〜2,000円前後を設定しているなか、筑波実験植物園の一般入園料はわずか320円(団体250円)。しかも高校生以下および65歳以上は身分証明書の提示で無料という、極めて手厚い減免措置がとられている。
さらにヘビーユーザーの間で絶大な支持を集めているのが、国立科学博物館のリピーターズパス共通利用だ。年会費1,500円のリピーターズパス(または友の会)を所持していれば、東京・上野の国立科学博物館常設展だけでなく、この筑波実験植物園へも有効期間内に何度でも入園料無料で入場できる。年に上野と筑波を合わせて3回以上訪れるなら、これほど費用対効果の高いパスは他に存在しないだろう。
交通インフラについても、車・公共交通機関の双方が実用的に整備されている。自家用車を利用する場合、敷地内には普通車約320台(無料)の大型駐車場が完備されており、休日のピーク時間帯でも比較的スムーズに駐車できる。公共交通機関を利用する場合は、つくばエクスプレス(TX)「つくば駅」から関東鉄道バスで「筑波実験植物園前」下車すぐ、または「天久保二丁目」下車徒歩8分ほど。つくば駅からの距離は約2.5kmであり、駅前のレンタサイクルを活用して学園都市の緑道を爽快に駆け抜けるアプローチもおすすめだ。