アーク溶接特別教育の標準カリキュラムは、合計11時間以上(学科7時間+実技4時間)で構成されています。通常は2日間の日程で実施されるのが一般的です。
学科講習では、アーク溶接機に関する基礎知識(1時間)、アーク溶接作業の方法(3時間)、アーク溶接機の設置および保守点検(2時間)、関係法令(1時間)を学びます。感電事故を防ぐための自動電撃防止装置の仕組みや、有害光線から目を守る遮光具の選定基準など、作業者の命に直結する項目が中心となります。
実技講習では、溶接機の取扱いやアークの発生方法、基本的なビード置き(ビードオンプレート)を4時間以上かけて学びます。最初はアークが安定せず母材に溶接棒がくっついてしまうトラブルに直面しがちですが、実技試験では完璧な仕上がりよりも「安全な手順で作業を行えているか」が重視されます。作業着、革手袋、安全靴などの指定保護具を正しく着用し、周囲の安全確認を怠らないことが合格への最短ルートです。