天然痘を生き抜いた有名人一覧!伊達政宗や漱石の痕跡と世界の歴史

天然痘を生き抜いた有名人一覧!伊達政宗や漱石の痕跡と世界の歴史

天然痘を生き抜いた有名人一覧!伊達政宗や漱石の痕跡と世界の歴史の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ネット上の掲示板やSNSでは、現代の芸能人や海外セレブに対して「肌にあばたがあるから天然痘にかかったのではないか」「腕の跡は天然痘の痕か」といった憶測が散見されます。

しかし、現代の日本や先進国の芸能人が天然痘に感染した事実は一切ありません。後述するように天然痘は1980年に地球上から根絶されており、市中感染は完全にゼロです。ネット上で見られる噂の多くは、以下の理由による誤解や混同です。

一つ目は、「重度のニキビ跡(クレーター肌)」との混同です。若年期の重症ニキビによる瘢痕(はんこん)は、あばたと外見上酷似することがあります。二つ目は、中高年世代の二の腕に見られる「種痘(ワクチン)の接種痕」です。日本では1976年(昭和51年)まで天然痘ワクチンの定期接種が行われていたため、当時接種を受けた世代の腕には特徴的な丸い傷痕が残っています。これを「病気の痕跡」と勘違いした情報が広まったに過ぎません。

また、2026年以降に国際的な公衆衛生上の緊急事態となり、世界各地で感染が報告された「エムポックス(旧称サル痘)」との混同も目立ちます。エムポックスは天然痘と同じポックスウイルス科に属する人獣共通感染症ですが、天然痘と比べて致死率は大幅に低く、感染経路も濃厚接触が主因です。一部の海外インフルエンサーやアーティストがエムポックス感染を公表したことで、「有名人が天然痘に再感染した」と誤認して拡散されるケースが起きています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。