「メスの顔」という概念がネット空間で共有され始めたのは、2000年代後半から2010年代前半の匿名掲示板(5ちゃんねるやふたば☆ちゃんねる)および同人創作シーンに遡ります。当初はバトル漫画の女幹部や男勝りな女戦士が、主人公に対して屈服・心服した瞬間を描写するパロディ・スラングとして用いられていました。
その後、2010年代半ばからイラスト投稿サイト(pixiv)やSNS(X/旧Twitter)において、クリエイターが「普段ツンツンしているキャラのメスの顔」というテーマでイラストを投稿するムーブメントが定着。視覚的な記号として以下のプロセスを経て一般化しました。
- 第1期(アンダーグラウンド期):二次創作や成年向けコミックにおける「屈服」「陥落」のサインとして限定的に使用。
- 第2期(イラスト・SNS拡散期):pixivのタグやTwitterのハッシュタグを通じて、ラブコメ作品の「ギャップ萌え演出」としてライト層へ波及。
- 第3期(実況ミーム・日常語化期):アニメの公式描写、VTuberのコラボ配信、実写恋愛リアリティ番組のリアクションを評する言葉として定着。