SNSや旅行コミュニティ掲示板で函館天気ネットの反応と口コミ評判をリサーチすると、興味深い二極化が見受けられます。
「雨予報だったのにほとんど降らず、素晴らしい晴れ間が広がった」という安堵の声がある一方で、「曇り予報を信じて函館山に行ったらホワイトアウト状態で入場料を無駄にした」「8月なのに寒すぎてユニクロへフリースを買いに走った」という悲鳴も目立ちます。
なぜこのような評価の乖離が生まれるのでしょうか。その背景には、函館特有の「降水量計に表れない霧雨・霧」の存在と、旅行者側の「認知バイアス」があります。函館の海霧は、雨量計に0.5ミリ以上の数値としてカウントされない微細な水滴であるケースが多く、気象データ上は「曇り」と処理されます。しかし人間の皮膚や衣服には湿った冷気としてまとわりつき、視界を奪うため、旅行者の主観では「最悪の悪天候」と記憶されるのです。
ネット上の口コミで「予報が外れた」と憤る投稿の多くは、雨雲の有無だけを見て「大気中の飽和水蒸気量と霧の発生条件」を見落としていたケースがほとんどです。この局地的なギャップをあらかじめ理解していれば、天候の急変に対しても過度な落胆やすれ違いを防ぐことができます。