国の文字政策の基準である常用漢字表においても、ひらがな書きが推奨される語群についての解説が盛り込まれている。特に補助的な役割を果たす動詞や形式名詞については、漢字本来の意味が薄れているため、平仮名で書くことが原則とされるケースが多い。
また、メディアの言葉遣いを調査・研究するNHK放送文化研究所のガイドラインでも、放送字幕やニュース原稿における読みやすさを考慮し、補助動詞の「くださる」はひらがな表記を標準としている。受取人が一目で内容を理解できるよう、視覚的ストレスを軽減する工夫が現代の表記トレンドとなっているのだ。