グループの歴史を彩る中心人物たちの存在感は、時代を超えても際立っている。ソロデビュー曲「冬のオペラグラス」で大ヒットを記録した新田恵利は、親しみやすさと素朴な笑顔で初期の爆発的ブームを牽引した。一方、「バレンタイン・キッス」でソロ歌手としての確固たる地位を築いた国生さゆりは、凛とした気品と芯の強さでグループのリーダー的存在として全体を締め直した。
そして、後半期に加入し、卒業後も歌手として数々のミリオンヒットを飛ばした工藤静香の存在も語り継がねばならない。彼女が見せた圧倒的な歌唱力と流麗なスタイルは、おニャン子クラブという枠組みを超えて、平成・令和へと続く歌姫としての基盤を築いた。個性の全く異なる彼女たちが同じステージで火花を散らしたことこそが、グループの多様性を支える源泉だった。