単なる劇中のセリフにとどまらず、なぜこれほど長期間にわたって愛され続けるのか。その答えは、2000年代以降に拡大したインターネット・ミームの文化構造にある。
掲示板やSNSが台頭するにつれ、ファンはアニメのシュールなコマや印象的な台詞を引用してコラージュ画像を作成したり、レスポンスの文脈として活用し始めた。シュールさと力強さを兼ね備えた表現は、文脈を知らない若年層のユーザーにとっても「使い勝手の良いパロディ素材」として機能したのだ。単なる懐古趣味にとどまらず、時代を超えて拡散されるミームとしての自律的な生命力を獲得したのである。