秋の沖縄でマリンアクティビティを楽しむことは無謀なのでしょうか。SNSや大手旅行口コミサイトの検証、そして現場のガイドへの取材から、10月沖縄シュノーケリング体験の現在における明暗が見えてきました。
利用者の失敗談として最も多いのが、自己流で海に入ったケースです。
「10月下旬に家族で恩納村のビーチへ行き、子どもに浮き輪を持たせて海に入ったところ、10分で『唇が紫色になって寒い』と泣き出した。慌てて上がったが、風が強くてバスタオルで包んでも震えが止まらなかった」(30代ファミリー・SNS投稿より)
その一方で、適切な装備を整えてプロのツアーに参加した旅行者からは、絶賛の声が寄せられています。
「10月の海は夏と比べてプランクトンが減るため、驚くほど透明度が高かった。ショップで借りた厚手のウェットスーツを着ていたので、1時間のツアー中も寒さはまったく感じなかった。夏の芋洗い状態と違って海が静かで最高だった」(20代カップル・知恵袋体験談より)
ここに、秋の海を楽しむための決定打があります。それが10月沖縄の海水温とウェットスーツの組み合わせです。現地のダイビングショップでは、10月中旬以降のツアーにおいて、厚さ3mm〜5mmのジャージまたはウェットスーツの着用を標準としています。ウェットスーツは体温で温められたスーツ内の水分を保温層として閉じ込めるため、海中での冷えを防ぐだけでなく、海から上がった後の強風による気化熱の発生を完全に遮断します。
秋は海水温の低下とともに海の透明度が年間を通じてピークに達する季節です。夏の濁りが消え去り、視界20メートルを超えるクリアな海の世界を体験できるのは、実は10月から11月にかけての特権なのです。