ビニールシートで仕切られただけの簡素な店構え。コンクリート打ちっぱなしの床。こうした泥臭い昭和のディテールが、デジタルネイティブ世代には新鮮に映るらしい。近年急増している「ネオ酒場」は、あえて古い内装を残しつつ、メニューにはグラスに可愛いイラストを描いたサワーや、スパイスを効かせたエスニック風のアテを並べる。
SNSでの拡散を狙ったビジュアルと、昔ながらの「雑多な居心地の良さ」。この絶妙なバランスが、新たなファン層を惹きつけてやまない。歴史ある老舗と、若き起業家たちが仕掛ける新店が隣り合わせで共存するチャンプルー文化こそ、天満の真骨頂だ。